クリーンルームの清浄化方針

クリーンルームの清浄化方針 クリーンルームとは、空気清浄度を高く保った部屋のことを言います。
一般には、半導体や液晶、医療、化粧品の製造を行うのに使っています。
クリーンルームの清浄化方針は、ゴミを持ち込まないこと、発生させないこと、除去することとなります。
除去に関しては設備で対応できますが、他はその中で働く人の教育や管理が重要で、ゴミを持ち込まないために入室前に手を洗い、専用のクリーンウェアに着替え、エアーシャワーでゴミを落とすといったことを徹底させます。
管理の厳しいところは、体を洗うというところもあります。
そして、中に入ったらゴミを発生させないため、鉛筆は使用不可(そもそも持ち込んではいけない)やノートも専用のクリーンノートを使用するといったルールがあります。
中で走り回るなどは、とんでもない行為となります。
ゴミの発生源は、そこで活動する人間が1番の要因となりますので、その人達に十分に教育してゴミに対して注意してもらうことが重要となります。
ちなみに清浄度のセンサーは部屋のいたるところにあり、悪化した場合は直ちに連絡が行き、原因を調査することになります。

なぜクリーンブースが必要なのか?

クリーンブースとはチリやホコリなどの微粒子が少ない清潔な空間のことをいいます。
このクリーンブースは、良く知られているところでは、手術室などで活用されています。
手術室では人間の体内を外気にさらすため、清潔な空間が必要であることは容易に想像できます。
また、同じ医療関係では、医薬品の製造現場でも使われており、人間の体内にいれる注射剤や目に投与する目薬などの製造では特に清潔度が高いクリーンブースが使用されています。
また、あまり知られていないところでは、塗装の現場やコンピューターなど精密機械の組み立て現場などでも必要とされています。
塗装の現場では、塗装する表面にホコリなどが付着すれば、ざらざらとした仕上がりになってしまいますし、精密機械の現場では、わずかなホコリがショートの原因にもなるため、製造現場は厳しく管理されています。
この医薬品の製造や精密機械の組み立てに使われるクリーンブースは手術室よりはるかに清潔な空間を必要とします。

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2022/4/21 更新