パソコンの故障の中で多いと言われているのがハードディスクの物理障害です。
ハードディスクにはオペレーションシステムと呼ばれているハードウェアを起動させたり、命令を受け取り、処理を行うプログラムが内部の磁気ディスクに書き込みが行われており、オペレーションシステムなどが障害になる故障を論理障害と呼び、物理障害はハードディスクそのものが故障している状態です。
ハードディスク内には様々な情報となるデータが保存されているわけですが、故障する事でデータを救い出せなくなります。これを救い出すのがハードディスク復旧です。
物理障害でのハードディスク復旧は異物が大敵となるため、クリーンルームが必要です。
ハードディスクに内蔵されている磁気ディスクは塵や埃などの異物が付着する事で故障を招くこと、ハードディスク復旧はハードディスクを分解して修理をするため、塵や埃などが無い空間と言えるクリーンルームが無ければ物理障害によるハードディスク復旧は出来ないと言う事です。
クリーンルームは、contamination controlが行われている部屋のことです。
空気中の浮遊微粒子や浮遊微生物、分子状汚染物質が限定されたレベル以下に管理されて、その部屋に供給されている水や材料、薬品等についても要求される清浄度が保持され、必要に応じて、圧力、湿度、温度等の環境条件についても管理状態にある部屋とJISにより定義されています。
クリーンルームは具体的には、病院の無菌治療室や無菌手術室、食品工場等です。これらは無菌の状態を求められると共に、湿度や温度をコントロールしなければなりません。
一方、病原菌や遺伝子組み換え体等の取り扱いを行うクリーンルームの場合は、外部へ微生物が漏えいしないことと繁殖を抑制することも必要となります。これは内部を清潔な状態でキープするだけではなく、外部に危険を及ぼさないようにするためです。
なお、繁殖は持ち込みが原因によるケースが極めて多いので、クリーンルームを利用する側のチェックが必要です。
『クリーンルーム 細菌』
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